サウナの効能と整うについて

この前の記事で入浴法はなんとなく分かったけど、サウナってなんか意味あるの?

勿論、色々ありますよ。医学的に健康に良い効能も期待されてますし、何より整う(ととのう)ことが出来ます

それでは今回はサウナの効能について説明していきますね

サウナの効能は?

サウナには様々な効能があると言われていて、公益社団法人の日本サウナ・スパ協会のHPでは以下のように説明されています

以下、公益社団法人の日本サウナ・スパ協会公式HPより引用・参考にしています

酸素摂取をよくして疲労回復

サウナに入ると血流は安静時の2倍近くに増えます

その結果酸素の摂取量が増え、筋肉疲労物質を分泌するなど、肉体疲労を回復し、エネルギー再生産がなされて疲労回復の効能が上がります

疲労回復で明日への元気をチャージ!

温度刺激でストレス解消

サウナによる高温の空気が全身の皮膚を刺激し、中枢神経の興奮が高められます

これによって、神経による身体機能の調整が促され、ストレスの解消に繋がります

汗をかくのもストレス解消の一端を担っていそうだね

血管が拡張して血圧低下

入浴の直後は一時的に血圧が上昇しますが、その後血管の拡張によって最高血圧・最低血圧ともに低下します

特に最低血圧の低下は、高血圧の人にとって、サウナならではの効能です

しかし残念ながら入浴後は次第に普段の血圧に戻ります

最高血圧が上がる効果もあるので、あきらかな高血圧症状持ちの人はサウナは控えましょう

低温サウナは安眠に効く

低温サウナにゆっくり入ると、鎮静作用が働きます

活動的な昼のリズムから休息のリズムへの自然な転換がはかれ、快適な睡眠に役立てることができます。高温サウナでは下段の椅子に座るとよいでしょう

サウナの後の軽い疲労感も併せてぐっすり快眠

血行促進で肩こりや腰痛を解消

肩こり・腰痛や筋肉痛の原因は、主に筋肉の過度の緊張や血流の不足です

サウナ浴をすると血行がよくなり、筋肉内を循環する血液量が増え、汗と共に疲労物質(乳酸)が排出されるので、肩こり・腰痛などの神経感覚的症状が改善されます

サウナ中に軽いストレッチなどするのもいいでしょう

邪魔にならない程度にしてみましょう

減量できる

サウナに入ると大量の汗をかきますので、入浴後に体重を計れば1㎏くらい減っています

しかし入浴後は適度の水分補給が必要です。減量は運動や食事とサウナを組合わせるとなお良しです

サウナだけでは体内の水分量が減っただけなので直ぐに体重は戻ります

ダイエットの意味の減量はサウナだけでは難しいです

自律神経を調節して血管強化

サウナの温度刺激は自律神経の調節力を高め、血行をよくします

また毛細血管内の血流も促進されます

サウナで血行促進!

心臓機能の増強

サウナに入ると脈拍がしだいに増えてくることからわかるように、心臓の血液拍出量が増加します

したがって血液循環量も増え、酸素や栄養が全身によく供給されます

栄養の吸収率が上がるからサウナ後の食べ過ぎには注意!

交代浴で自律神経の訓練

交代浴といって、サウナと冷水浴・冷水シャワーなどを併用する入浴法があります

交代浴による温度変化は、自律神経系の訓練となり、それによって自らの器官機能を調整することが期待されます

3セットの温冷交代浴は現在のサウナ入浴法ではポピュラーになっていますね

汗腺・皮脂腺も清潔に

サウナによる筋温や血液温の上昇によって老廃物や疲労物質は、汗とともに体外に分泌されます。

体温が約38℃になると、全身の汗腺から汗がでます。同時に毛穴にある皮脂腺からあぶらが、アポクリン腺からは鼻を刺す臭いがでて、汗腺の機能を高め、皮膚や皮下組織を洗浄します

これがサウナのコンディショニング効果で、疲労をいやし、労働や運動に適した身体状態をつくります

体臭改善に繋がりそうだね

身体を温めるとHSPも増加

私たちの身体は約60兆という数の細胞で作られており,そのほとんどがタンパク質からできています

その細胞に熱を加えると細胞内のタンパク質は損傷を受けますが同時にHSP(ヒート・ショック・プロティン)というタンパク質が生まれます

このHSPは損傷を受けたタンパク質を元通りに修復します。細胞は高熱だけでなく疲労、汗腺、血管の梗塞、虚血状態、紫外線などさまざまなストレスによっても損傷を受けますが,これらの細胞異常に効くのがHSPです

サウナで細胞を生まれ変わらせよう

「ととのう」とは?

サウナって色々効果があるんだね
そういえば、サウナで整うってよく言われるよね?どういう状態で、それも何か意味あるの?

それについても説明していきましょう

「ととのう」について

整う、サウナー内では漢字表記より「ととのう」が一般的になります

現在一般的とされてる「サウナ室→水風呂→休憩」×3セットの入浴法は、ととのいやすくする入浴法とされています

このセットを繰り返すと3セット目にととのいがくると言われています

で、どういう状態なの?

サウナブームの火付け役といわれるサ道、その原点の「書籍 サ道」では以下のように書かれています

ニルヴァーナ
恍惚
サウナトランス
精神の真っ平な境地
スーパー穏やかな感覚

書籍 サ道 より引用

なんのこっちゃ?

タナカカツキ先生も、続編にあたる「サ道 ととのいの果てに」で当時の自分が言葉選びに困っている様子が伝わってくると記述されてます

ととのう、ってカツキ先生発案じゃないんだね

一般に広まったのはドラマ版 サ道の影響が大きいと思いますが、原典はプロサウナーの「濡れ頭巾ちゃん」さんです

ととのった状態について

上記の通り、言葉にするのが難しい「ととのい」

「書籍 サ道」からしばらく経ち、「ととのい」の表現に出会った後に執筆されている「漫画版 サ道」の1巻では3セット後の休憩中にきた感覚を以下のように表現されています

じーんと身体がしびれてきて、ディープリラックスの状態がやってくる
血液が身体中を駆け巡り脳に酸素がゆきわたる
脳内に快感物質的なものが出て…やがて多幸感
サウナトランス
ととのったぁあああああ

漫画 サ道 1巻 より引用

兎に角、気持ちよさそうだね

体験してみないと、分かりづらいかもしれませんね

何故、ととのうのか?

温冷交代浴をすると交感神経と副交感神経が活発化します

サウナ室で蒸されて身体を温めると交感神経が優位になり体内で興奮物質が分泌されます

水風呂で身体を冷やし高くなった体温が正常に戻っていくと副交感神経に切り替わり体内で快感物質が分泌されます

この状態で休憩をすると、体内で興奮物質が体内に残っていながらも快感物質が滞在している状態になりリラックスしつつ覚醒している感覚になるのです

そして温冷交代浴により、温かいと冷たいを交互に繰り返すことにより毛細血管がそのたびに伸縮しポンプのように血液を押し出します

その結果全身の血行が良くなり脳に大量の酸素や栄養、上記の快感物質などが送り込まれ陶酔状態を作り出します

「ととのい」の効能について

基本的にはサウナで得られる効果が期待できます

βエンドルフィンやオキシトシン、セロトニンが分泌されるといわれますのて、サウナ効果に加え、リラックス効果や疲労回復効果、自律神経の調整が、より得られるでしょう

しかし、やはり最大の効能は、ととのってる最中に感じるその快感になります

細かいことは置いといて、兎に角気持ちいいから、サウナに行くんだね

とはいえ、ととのう事だけを追い求めるのはサウナが楽しめなくなる可能性があります

ととのいを求めすぎないように

サウナでととのうと気持ちいいものです

しかし、ととのいを求めすぎると、ととのえなかった日のサウナが楽しめなくなってしまいます

ととのえなくとも、サウナは気持ち良いものです

蒸しZや名言さんも言っています「サウナを信じるな!」と

誰?

それぞれドラマと漫画のサ道の登場人物です。詳しくは視聴して下さい

サウナを、ととのいを信じすぎず、求めすぎず、サウナをあるがまま、安らぎと喜びを感じましょう

サウナの危険性について

上記の通り、様々な効果があるサウナ

しかし、危険性もあり、入り方を間違えると大変なことになります

脱水の危険性

発汗作用のあるサウナでは1回のセットで300〜500mlの水分を身体から失うといわれています

これを3セットするとなると1Lほどの水分を失うことになります

水分を摂らずにサウナを続けると脱水症状になる危険性が高いです

飲酒してからのサウナの危険性

アルコールは血管を拡張して血圧を下げる働きがあります。そしてサウナにも血管が温まることによる血圧が下がる働きがあります。ですので酔った状態でサウナに入ると血圧が下がりすぎることで意識の消失や不整脈が起きる可能性があり、かなり危険です

更にアルコールには利尿作用があり、身体の水分が減りやすくなってしまいます
そして、アルコールの分解にも水分は必要となります

上記の説明通り、サウナでも多くの水分が失われますのでアルコールを摂取していると、より脱水症状になりやすく熱中症になったり、血液がドロドロになることにより血栓が出来やすくなり、その血栓で血管が詰まって心筋梗塞や脳梗塞が引き起こされる危険性もあります

サウナ後も身体の水分少なくなりがちですので、サウナ後にすぐ飲酒するのも危険です。サウナ後の飲酒も必ず水分補給してからにしましょう

脱水の危険と合わせて考えて、サウナの前後には水分補給は必須といえるね

アルコールは水分補給にはなりませんので、水などにしましょう

身体にかかる負担の危険性

サウナは高温のサウナ室と低温の水風呂を交代で入浴する温冷交代浴なので心臓や血管に刺激や負担がかかります

サウナのには良い効果がありますが、あくまで健康な人が利用した場合に限ります

高血圧、動脈硬化、狭心症、など血管や心臓に疾患がある方はサウナは控えましょう

心臓や血管のみでなく、もちろん身体にも負担はかかります。妊娠中の方や病気を患ってる方もサウナは控えましょう

心臓・血管に疾患がある人は特に注意!

まとめ

サウナは疲労回復やストレス解消の他にも様々な効能が期待できる

ととのう快感は効能をおいといても気持ちいい。ととのいを求めすぎないように

いい効能も多いが危険な面もあるのでリスク管理はしっかりと

正しい入浴法でサウナに入って、いい効能を得よう!

サウナ以外にもポイ活に関しての記事を作成しています

主なポイ活記事は以下の記事内リンクから読めますので興味があれば一読下さい

それでは今回は以上になります。ここまで読んで下さり、ありがとうございました。